2020.03.04
イベントビューティコラム
今回お届けする「ビューティプログラム」は。今回お届けするのは「美文字講座」の授業
教えてくれるのは……
涼風花先生
「はじめまして。涼風花です。大河ドラマで書道指導を行ったり、女優さんの代わりに書き手として出演したりしています。
また、日光観光大使も務めています。短い時間ですがよろしくお願いします」
まずは、基本となるペンの持ち方から!
①鉛筆を持ちます。ペン先から2cm上に中指がくるように
②ペンは、力を入れず優しく持ちます。手の平の中には卵が入っているようなイメージで
③ペン先を紙に置きます。このとき、小指の第一関節が紙に触れるくらいがベストポジション!
<平仮名の基本>
涼講師
「平仮名はやわらかく書いてほしいです。
まずは、『あ』の字から。一画目は、中心よりもやや左に反らせて書きます。『い』は横長の字形です。一画目の勢いのままニ画目に入って。また、『う』の二画目は、中心より左から入って右上方に上げていきます」
と、書き方のポイントを解説
「『お』は、二画目の回し上げるところと、三画目の点の位置を離すように書きます
平仮名は、直線、回すところ、柔らかく描くところ、それぞれをしっかりと書くと綺麗な字になりますよ
一文字一文字を丁寧に書くヴィーナス生たち。
お喋りもなく、みんな集中しています
<カタカナの基本>
「次はカタカナです
アは、一画目はスッと横にのばします。二画目で、はらい下げます。
イの一画目はカーブをつけずにまっすぐおろしていきます。
ウの一角目、長くなりすぎないように注意して
そしてエは三画目の下が長いほうが格好いいです!」 と先生
<漢字の基本>
「漢字を書く時に覚えておいてほしいことがあります
それは、線と線が一箇所に集中すればするほど見にくいということ。はらう角度を変えるなど、工夫して」
練習するのは、「美容」という字
「美の上の三本は等間隔にしましょう
また、七画目を強調するイメージで書きます。
容のウカンムリの一画目は点で書きます。点にした方が文字が明るい印象になりますが、点にしない書き方もあります。十画目は右に少し飛び出します」
学生 「容の字が難しいな……」と、ポツリ。
真剣に書くと、難しい様子
「恵比寿の『比』や『森』という漢字のように、同じパーツがふたつ以上ある場合、一つは小さく書いて、ひとつは大きく書くと動きが出て美しく見えますよ」とアドバイス
最後には、自分の名前を漢字で練習しました
「綺麗に書くことももちろん大事ですが、自分の時間を使って丁寧に字を書くことが大切。その気持ちは相手にも伝わります
是非、心を落ち着けて美しい字を書いてみてくださいね」 と締めくくりました。
授業以外では、文字を書く機会があまりない……という学生にとっても、自身の硬筆のクセを見直す良いキッカケになったはず!♪
<講師紹介>
https://www.ryofuuka.com/
7歳から書道を始め、14歳で書道師範資格を取得。硬筆資格も持つ。親を心配させまいと手に職を持つ為に歯科衛生士の資格を取得し、 歯科衛生士として22歳で上京。 2010年「美人すぎる書道家」として新聞に取り上げられ、アメーバ ブログのアクセスは月間50万を誇る。
著書に『美文字練習帖』『美の書道』『20日で驚くほど上達、美文字練習帳』『小学校で習ったはずなのに間違いやすい漢字の書き順』。