2022.07.24
スタッフブログ
ヴィーナスアカデミーは、プロとして活躍する実践的スキルを身に着けるため、インターンシッププログラムを数多く実施しています。
今回レポートするのは、表参道の結婚式場で行われたBeauty Japan本選。
会場で、ヘア&メイクアップブースを設置し、ファイナリストに向けて施術を行います。
在校生(以下、メンバーと言います)は大会前に行われた、コンポジット(宣材)撮影でもヘアメイクを担当させていただきました!
https://www.s-venus.com/topics/blog/detail/4753.php
「Beauty Japan」は、「社会で活躍できる女性」を発掘することを目的とし、本質的、内面的な「美」に着目した国内初のプログラムです。
午前11時、会場は、活気に溢れています。ドレスや着物をまとったファイナリストたちは、リハーサルのために会場に入ります。
メンバーたちは、会場のライトがどのように当たるのかを入念にチェックし、ヘア&メイクに活かします。
スピーディに仕上げるため、ヘア1名、メイク1名がチームとなり、ポイントメイクは約15分、フルメイクは約50分で仕上げます。
ヘア&メイク本科・小野さんはメイクを担当。
「ご自身でベースメイクをされていたので、衣装の色味に合わせてアイシャドウにピンクを使いました」
――― 特に難しかったのは?
「アイラインです。人それぞれ目の形も開き方も違うので、モデルさんの目の形に合わせて引くのがとても緊張しました」
こちらは、ヘアメイク本科・尾崎さん(左)&ヘアメイク本科・ハさん(右)。
コンポジ撮影にも参加した尾崎さんは「撮影では、こまめに『お直し』に入ることができますが、イベントでは難しいので一日中キープさせないといけません。
私はヘア担当なのですが、持ちを良くするため、キツめに巻いています」
メイク担当・ハさんは「メイクも、長時間持つように、保湿をしっかり行っています。乾燥しやすいモデルさんは特に念入りにすると、化粧ノリも良くなる印象です」
――― インターンシップに参加するモチベーションは?
ハさん「ファイナリストの皆さんに頑張って欲しい、という気持ちがあります。また、美しいヘアとメイクで少しでも応援できたら嬉しいです」
尾崎さん「責任は重大ですが、緊張感ある現場なので、良い経験になると思いました。大会のオフィシャルパンフレットに、
メンバーのクレジットを掲載してくださるそうなので、自分の作品として実績が残るのも魅力です」と、やり甲斐を話します。
また、大学部3年ヘシキさんは「モデルさんからは、髪を巻いてハーフアップにし、白い髪飾りを付けてほしいというオーダーをいただきました。
1年生のときに学んだヘアの技術を思い出して、施術しています。普段ヘアセットをあまりやらないので、時間がかかってしまいますが、とても勉強になります」とコメント。
ブースには、専門部生に交じって奮闘する、高等部生の姿もありました。
――― 参加のキッカケは?
高等部2年・八木橋さんは「講師に推薦していただいたから。講師に認めてもらえて光栄だったので『やります』と即答しました!」とにっこり。
「ヘアを担当していますが、普段はあまりやらないのでチャンレジです。めっちゃ勉強になります。特に、難しいのは巻き髪。
柔らかい毛質の人は、カールが付きにくいですね」
同じく、高等部トータルビューティ総合3年菊地さんは、メイクを担当。
――― ファイナリストからは、どんなオーダーを受けますか?
「イベントなので『華やかにして欲しい』というご要望が多いです」
――― 学びになっていることは?
「授業では同世代の子にヘア&メイクをしますが、参加者の年齢が幅広いのでそれに対応する技術が必要だと感じます。
また、いちばん大切なのはモデルさんへのカウンセリング。相手が望んでいることを見極めると、答えを導きやすいです。
また、実際にお肌に触れて脂性肌、乾燥肌を判断してメイクすることも大切だなと感じています」と話します。
高等部3年・宮澤さんも「初めましての人にメイクをするのは、イベントならでは。最初は、パウダータイプのハイライトを使っていましたが、
色が出ないので急遽クリームタイプに変更しました。臨機応変に対応する力も求められます」と、実践から多くを学んでいる様子。
モデルさんからすると、メンバーの専攻、学年などは関係なく、一人の「プロフェッショナル」としての高い技術力が求められることが分かります。
技術サポートを務めるのは、タカハシチエコ講師。メンバーからすると、困ったこと疑問点に答えてくださり、近くでサポートしてくださるので心強い存在!
タカハシ講師「視野が広いメンバーが多いです。手が足りていないチームがあったら率先して手伝うなど、主体的に動ける人が多いです。
イベントで大切なのは、例えばピンを一本多めに打つこと、スプレーもしっかり吹き付けて毛先のカールをキープするといったプラスワンのテクニックです。
時間が経過しても崩れにくいように、とイメージしながらヘア&メイクできると、今後にも活かせると思います」とフィードバック。
また、ファイナリストさんからは、「ありがとう!」「可愛いです」といった感謝の言葉を多くいただきました。
メンバーにとって、技術が役立つことを実感できる現場となりました。
貴重な機会をいただき、ありがとうございます!