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2021.09.21
スタッフブログ
今回お届けするのは「有償インターンシップ」プログラム参加者に向けた特別講義！
スキルアッププログラムは全６回の授業で構成されています。現場に行ったときに役立つ技術を身に着けます。ヴィーナスアカデミー本科生（2年生）、
大学部、週１コースなどさまざまな在校生が合同で学びます。
初回はエステ担当・山藤講師に、オリジナルマッサージを学びます！
前半は、ヘア＆メイク担当講師との顔合わせも行われました。
ヘア担当・ハヤシルイ講師は「ヘア＆メイク授業の際は事前に『コンセプトシート』を作ってもらいます」ハヤシ講師がサンプルを用意してくださいました。
「次回のテーマは『清楚』です。テーマからイメージするキーワードを、ヘア、メイクそれぞれ８個以上キーワードで記してください。
『清楚』というキーワードから連想される芸能人などの『アイコン』も８人出してください。
なぜ、こうした準備をするのかというとクライアントから『清楚にお願いします』とオーダーされても、僕が思う『清楚』とはズレがあるからです。
なので、事前にイメージを合わせる必要があります」
メイク担当・南部講師も「メンバーによって、人に触れてメイクしている回数は違うと思いますが自信を持って、頑張りましょう！」とメッセージ。
後半は、山藤講師に、ヴィーナスアカデミーオリジナルマッサージを習います。マッサージは、ヘアメイクさんにとって＋αとなる武器！
モデルさんのスキンケアを行う前に血行を良くし、コミュニケーションを取るキッカケにもなります。
＜ヴィーナスアカデミーオリジナルマッサージとは？全工程を公開！＞
山藤講師「私たちの体には動脈と静脈が張り巡らされています。でも、静脈の穴はとても小さくて回収されない老廃物もあります。
静脈に入り切らないものを回収するのがリンパ管の役割です。リンパ液が流れる管はリンパ管と呼び、太い血管の周りに存在しています」と、
頭部頸部のリンパ節を解説。ちなみに、リンパ管の途中にある関所のようなものが『リンパ節』！
山藤講師「リンパは、心臓に向かって一方通行で流れています。流れる方向が分かっていると施術しやすいと思います。リンパマッサージのポイントは、
とにかく鎖骨と耳周りの詰まりを取ってあげること。このふたつのエリアにリンパ節が集中しています。
手順を細かく教えますが、手順そのものが大事というよりは『マッサージで刺激し、リンパ節に流すこと』を意識すれば多少順番が前後しても大丈夫です！」
1. 中指と人差し指で、モデルさんの耳たぶをはさみ、耳の皮膚を下に下げます。５回繰り返します。
2. 首の付け根から首の下に向けて、施術者はグーの手でリンパを流します。
3. ５本指の腹で、鎖骨をキュッと押してポンと離します。鎖骨の凹んでいるところに指をやさしく入れ込んで。
4.モデルさんの横に立ち、鎖骨の下を、指の腹でほぐし、さすっていきます。
5.肩甲骨（背面）の周りをほぐします。
6.ここからが、大事なポイント！
「失礼します」と声をかけ、モデルさんの脇を四指と親指とではさみ、モデルさんに腕をぐるぐると回してもらいます。
7.肩のつけねを軽く圧迫し、腕はゆらゆらと揺らします。このとき、施術者は座ってもOK。
山藤講師「筋肉は、『縮めて揺らす』と緩むんですよ。表面のリンパを流すときは、表面をやさしくさすって流すのがポイントです」
モデルさんが男性である場合は、服の上からタオルを巻いて施術を行います。
8.腕を数か所に分けて圧迫し、その後、手首、手根、手の平を揉みほぐします。
9.肩を軽擦します。肩甲骨のまわりもほぐします。
山藤講師「痛いですか？凝っていますね、とモデルさんと会話することも忘れずにね」
10.⑥を反対側も行います。
山藤講師「お客さんに『あー気持ちいい』と言わせてね。そうすると、みんなも自信が持てるよね？人は、体がリラックスするとパフォーマンスも上がるんですよ」
11. 頭の付け根を触りながら、首を指の腹でほぐします。「めっちゃ、気持ちいい～」と、モデルさんのリラックスした声が聞こえてきます。
12. 側頭部を手の平全体で押し、優しく力を抜く。これを繰り返します
13. 耳周りを指先でほぐします。
14. 側頭部を、指先でほぐしていきます。「頭皮をズらす」イメージで行います。
15. 黒目の中心の延長線上にある頭のツボを、指先でほぐします。
16. 後頭部をポンポンポンとつまんで離す「タッピング」を繰り返します。
17. 髪の毛を、正中線から左右に向かってやさしく引っ張り、頭皮の血流を促します。
18. 肩、背骨のまわり、首をトントン打法し、軽擦します。
ここで、施術者は手指を消毒！モデルさんには工程の最後まで目をつぶっていただきます。
19. こめかみを人差し指、中指、薬指の３本でぐるぐると指圧します。ゆっくり動かした方が、気持ちがいいです◎
20. 親指と人差し指で、モデルの眉毛をはさみ、軽く圧迫します。次に、ほほ骨の下から引っ張るイメージで押し上げます。
小鼻の辺りも意外と凝っているので、ほぐしてあげます。
21. 目頭の辺りを中指で上に引き上げ、小刻みに揺らし、眼輪筋を緩めます。
22. まぶたの外側→こめかみ→耳下腺（じかせん）→鎖骨へとリンパを流します。
23. 次に、首の付け根から鎖骨に向けてリンパを流します。
24. 手の平全体を使い、モデルさんの両肩を圧迫しながら上に引き上げるようなイメージで３秒キープします。22＆23は２～３回行います。
25. 最後は、肩全体を軽く軽擦しておしまい！モデルさんには大きく深呼吸をしていただき、ゆっくりと目を開けていただきます。
とても細かな工程ですが、その分マッサージしてもらった後の満足度は格別！
また、オイルありで行うオリジナルマッサージも習得しました。施術時間や、モデルさんの好みに合わせて使い分けて。
山藤講師「マッサージをしてあげることで、モデルさんをキレイにするだけでなく元気を与えているんですよ。人は、元気を与えてくれる人に『もう一度会いたい』と思うんです。
ぜひ技術を自分のものにして。おうちでも練習してください！」
参加したメンバーにも感想を聞きました！
ヘアメイク本科石川さんは、既に美容室の広告映像撮影やウェブCM撮影など5日連続で、アシスタントに行っています。
石川さん「ハヤシ講師の授業が受けたかったので申し込みました。有名なショーなどを手掛けているヘアアーティストなので楽しみです。
夏休み前に初回スキルアッププログラムを受講し、今回は２度目の受講です。現場でも、スキンケアのときに短縮版でマッサージを施術してあげたいですね」と嬉しそう。
１年制コース柿木さんは「積極的に学びたいと思って受講しました。通常授業ではエステがないので、本格的なマッサージを習えてとても良かったです。
自己流ではなく、プロが教えてくれることに魅力を感じます。
私もオイルマッサージを施術してもらいましたが、体がじんわりと温かくなった気がしてぜひ現場でも活用したいです」と話します。
ぜひ、おうち時間を有効活用し、友達や家族、パートナーに施術してみてください。喜ばれること間違いなし！
また、ヘアメイクさんとしての技術練習にもなり一石二鳥ですね♡
