2022.12.22
スタッフブログ
ヴィーナスアカデミーでは、業界で活躍するための、実践的なスキルを養うカリキュラムが充実しています。
今回、ヴィーナスアカデミー1年次は、「コンセプトシート」と呼ばれるヘアメイクの設計図の書き方を学び、テーマ&コンセプトに基づいたモデルを選定。
さらに、ヘア、メイク、ネイルチップの制作、撮影までをトータルで経験しました。
3タームの締めくくりに行われた、講師へのプレゼンテーションをお届けします
〈1.樋田さん「-a beautiful scent-」〉
樋田さん「これからプレゼンテーションを始めさせていただきます。作品のテーマは『-a beautiful scent-』です。
清潔で美しく人を惹きつける女性をイメージしました。可憐な花を連想させるヘアメイクにするため、アイメイクはグリーン、リップはコーラルピンクにしています。
ヘアのポイントは、前髪はホットカーラーを使い、全体はツイスト巻きでふんわりとしたスタイルにしました。撮影は、あっという間に終わってしまった印象です」と発表。
メイクを指導するNATSUKA講師「バック紙がベージュなら、すごくハマっていました。
練習していたよりもアイシャドウのグリーンが薄く出たと思うので、今後は色の置き方を練習してください。可愛くできたと思います」と、
丁寧なフィードバックを受けられます。
〈2.山口さん「horizon」〉
「テーマは『horizon』で水平線という意味です。悲しさや切なさがある中でも、自分らしく自然体で海のような広い心で生きていく、
がコンセプト。メイクの二重幅に海を思わせる青を入れています。特にアイシャドウは二重幅で隠れてしまい、色を出すのが難しかったです。
髪はオイルでウェットに仕上げています」「プレゼンの説明があり、作品が分かる感じはあります」と恒吉講師。
NATSUKA講師「うーん、眉だな~!山口さんだけではないのですが、眉を頑張りましょう。またシャツがよれているのも気になります」と意見を伝えました。
〈3.岡田さん「Korean Street」〉
「タイトルは『Korean Street』です。自分の好きなことを突き通せる女性です。蛍光色を取り入れて、カラフルで楽しい感じを表現しています。
メイクのポイントはアイラインを目の下にも入れラメ感を強調したことです。ヘアは、ツインテールに細かい三つ編みをしていて、カラーのヘアゴムで結んでいます」。
ヴィーナスアカデミー インフルエンサー専攻のメンバー(在校生)を起用していて、彼女の雰囲気は作品の世界観にもマッチ。
「ヘアスタイルは、すごく上手にできていますね」と、ヘアを指導する渡辺講師。
NATSUKA講師「世界観を表現できています。服もピンクならリップももう少し元気でも良かったかな」とアドバイス。
〈4.神田さん「Strong」〉
神田さん「テーマは、『Strong』で、強さをイメージしています。
夢を叶えるために下積み時代に努力した女性や、美しく強い女性を表していて、インスピレーションは『BLACK PINK』のジェニー、菜々緒さんです。
顔の系統は違いますし、叶えたい夢も人それぞれだと思いますが、自分の歩みたい人生をつかもうと努力している人たちです。
涙を流しているのは、泣きたくなるような場面もあると思い、葛藤を表現しています。
前回の作品では、世界観とモデルさんの雰囲気が合っていなかったので、今回はダンサーとして努力している人を選びました」
NATSUKA講師「練習のときより、良く仕上がっていますね。眉は消しても良かったかもしれません」
渡辺講師「とても良いと思います」とフィードバックしました。
他にも、一人の女性に恋している「忘れられない思い出」や、
中国コスメブランドのアイテムからインスピレーションを得た「ハートの女王」、
人魚姫をモチーフにした「海」、映画『シカゴ』から着想を得た「セレブリティウーマン」などの作品が発表されました。
また、他のメンバーの作品を見て「おー」と歓声があがることも。
〈5.中西さん「Vomit」〉
中西さん「自分の卑怯な考えや悩みを吐しゃ物のように吐き出す姿がコンセプトです。
クラスメイトの多くが『強い女性』をコンセプトにしていましたが、私は、弱いものを美しく表現したいと思いました。
周りからの視線に囚われながらも前に進みたいという願いを込めています」。
着想源は、アルルカン『PARANOIA』パラノイアという楽曲の歌詞。
「青い蝶のモチーフをネイルデザインとヘアメイクで表現しました」
青黒シルバーをメインに、布でできた蝶をマッチで焦がして貼りつけるなど、独創的な作品に。
長崎講師「世界観もしっかりと感じられます。あえてアドバイスするとしたら、小指にはトレンドのマグネットをつかうなど、ブラッシュアップされるとさらに良くなると思います」
こうして、全メンバーのプレゼンテーションが終了。前回から約半年ぶりの2回目の撮影。
初回は、ベースメイクなど基本的な技術のみで行ったので、自分自身の成長も感じられたはず。
長崎講師「ヘア&メイクと合わせて見ることで、ストーリーが完成したなと思います。みんなの世界観も分かりました。プレゼン、ちゃんとできていて感心しました」
渡辺講師「ヘア、メイク、ネイルのバランスが素晴らしかったです。普段の授業もこの調子で頑張ってください」
恒吉講師「プレゼンが聞けて良かったです。ネイルは検定練習が多かったので、こうしたクリエイティブな作品もつくれるような練習をやっていきます」
NATSUKA講師「コンセプトシートをしっかり書け、どういう世界観を表現したいのか、適したタイトルは何なのか、できるようになってよかったです。
皆さん、とっても優秀です。内容としてはできていましたが、今後も本を読んだり、文章を書き続けたりして、
よりレベルアップしたコンセプトシートを読むことを楽しみにしています」と期待を寄せました。
気になる、結果は……クリエイティブ賞 最優秀賞は宮本さん、
最優秀賞(ヘアメイク部門)は、同率で神田さん、宮本さん、優秀賞は堀之内さん(ネイル部門)が輝きました。
さらに、発表が印象的だった「プレゼンテーション賞」には、大学部1年塚本さんが選ばれました。
今回の作品は、セッションタワー校舎内に貼り出される予定。
ぜひ、他のクラスの作品をチェックして、1年次の年度末に行われる「修了展」での制作にも活かしていってください!